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『ON THE STREET CORNER』(オン・ザ・ストリート・コーナー)は1980年12月5日に発売された山下達郎通算1作目のア・カペラアルバム。1986年10月25日と2000年1月26日にそれぞれ再発、1986年版以降は『ON THE STREET CORNER 1』と表記されている。 == 解説 == *山下達郎が好んでいるオールディーズ、特にドゥーワップの曲を取り上げてカヴァーしている作品。 *発売当時は現代ほどアカペラが浸透しておらず、作品の売り上げとしてはほとんど失敗に終わったが、そもそも山下が「『RIDE ON TIME』が売れたらアカペラ・アルバムを作らせて欲しい」という言質を取っていたことから、限定盤として発売された。 *また、同じ要因によりほとんどア・カペラをしている人間がいなかったために、メンバーも募れなく、現在においても非常に珍しい1人多重録音ア・カペラの構成となっている。 *しかし、後にRATS&STARのブレイクなどでア・カペラ、ドゥーワップが注目されると再評価が高まり、シリーズ化される。 * #3「YOU BELONG TO ME」は吉田美奈子との掛け合いがあり、#4「SPANISH HARLEM」は唯一楽器(ピアニカ)が用いられた楽曲となる。 *1986年版への覚書の中で、山下は『デジタル・リマスターの必要性から、トラック・ダウンを全面的にやり直したこと(いわゆる「ニュー・リミックス」というものです)、オリジナル・マスターの劣化により、1曲録音し直したこと(「MOST OF ALL」)等、いくつかの部分的な修正はありますが、基本的には、なるべく手を加えないという立場をとっておりますので、何とぞご了承下さい』と述べている。 *2000年版再発CD (デジタル・リマスター版) への覚書で、山下は『1980年の日本では、アカペラという用語もドゥーワップという音楽形式もほとんど知られていませんでした。そんなものをアルバムにして出そうというのですから、取材やプロモートのたびにいちいち説明しなければなりませんでした』と、当時のことを回想している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ON THE STREET CORNER」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 On the Street Corner 1 」があります。 スポンサード リンク
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